NECはこのほど、シンクライアントシステムにおけるサーバの運用やOS・アプリケーション・データなどの管理を同社が一括して行うマネージドサービスを商品化し「セキュアシンクライアントサービス」として販売を開始した。
同サービスでは、NECのデータセンターに設置されたシンクライアント用サーバを顧客企業が利用し、シンクライアント端末の増減に伴うサーバの設定やセキュリティ・障害の対応など一連のサーバ管理をNECが実施する「ホスティングタイプ」と、顧客企業内に設置されたシンクライアント用サーバをNECが遠隔で監視・管理する「リモート管理タイプ」の2種類が用意されている。
NECの新仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」を利用する。ホスティングタイプでは、シンクライアント用サーバとともに、NEC製IPテレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」の管理を加えることにより、IP電話機能もマネージドサービスとして提供する。
価格は、ホスティングタイプがシンクライアント環境1台あたり月額1万4000円から、リモート管理タイプがシンクライアント用サーバ1台と専用管理サーバ1台のセットで月額7万円から。
今後3年間で、120億円の売り上げを目指す。