国内外付け型ストレージ、オープン系好調もメインフレーム系が落ち込む

CNET Japan Staff

2007-03-26 19:32

 IT専門調査会社のIDC Japanはこのほど、国内外付け型ディスクストレージシステム市場の2006年第4四半期および2006年通年の実績を発表した。

 同調査によると、外付け型ディスクストレージシステムの国内出荷金額は、523億5500万円で前年同期比0.2%減。2006年第4四半期にオープンシステムディスクストレージシステム(UNIX、Windows、Linux、NOSの合計)の出荷金額は414億8100万円で前年同期比8.3%増となったが、メインフレームディスクストレージシステムの出荷金額が106億1200万円(前年同期比21.4%減)となり、足を引っ張った。

 IDCでは、メインフレームディスクストレージシステムの落ち込みが、ディスクストレージシステム市場全体の成長率を抑制する傾向は変わらないとしている。

 接続環境別に見ると、2006年第4四半期のSAN(Storage Area Network)とNAS(Network Attached Storage)をあわせたネットワークストレージの出荷金額は312億700万円で前年同期比27.3%増と高い成長を記録した。製造業、教育、情報サービスなどでNASの導入が大幅に増加したほか、金融、製造などで大規模SANへの投資が行われたという。2006年第4四半期の国内外付け型ディスクストレージシステムの出荷金額に占めるネットワークストレージの比率は59.6%に達した。

 ベンダー別シェアでは、日立製作所がトップシェア(27.7%)を守り、IBM(14.6%)、富士通(13.2%)が続いている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]