NECとトレンドマイクロはこのほど、両社の協業による検疫システムが4月2日から利用できるようになると発表した。
この検疫システムは、NECの不正接続検知アプライアンス「InterSec/NQ30b」とトレンドマイクロの法人向け総合セキュリティソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション」を連携させて構築した。両社は、2007年1月よりパートナー制度「InfoCage WORKS」で協業しており、今回の発表はその成果の第1弾となる。
新システム提供により、NECはInterSec/NQ30bの売上を前年の1.5倍に増加させることを目指す。
InterSec/NQ30bは、接続を許可されていない機器のネットワーク接続を検知・防止し、個人情報漏洩やウイルス感染を予防する。既存ネットワークを変えずに導入可能となっており、システムのセキュリティを保つために必要となる情報を収集・監視・通知する管理ソフト「WebSAM SecureVisor SiteManager」と連動し、許可されていない機器が接続された場合にはシステム管理者への通知処理を行う。
今後両社は、NECが今後提供を予定しているセキュリティマネジメントソフトウェア「InfoCage Management」シリーズなどの分野でも連携ソリューションを提供していく。