屋根の作成
さて、側面の窓と奥の壁ができた。次は屋根だ。下図は屋根用のオブジェクトだ。上部は外側になるので、前記の木目調テクスチャを貼る。下部は、内側つまり天井部分になるので、白色にする。
そして、やはり床と同じく、屋根用オブジェクトをコピーし、3枚分(10m+10m+10m)を並べて1枚の屋根とする。
最後に屋根を所定の場所に配置すれば、壁と屋根作りという今回の作業は終了する。
さて、今回はこれまで学習したことの演習とも呼べるものだ。ボックスタイプのオブジェクトを伸ばしたり、薄くしたり、コピーしたり、移動したり……することで作成を進めてきた。これから少しずつ装飾を加えることとなる。いくらなんでも、入口がこんなに広いわけがないし、屋根も少し工夫したい。内部には椅子や机、そして受付も置かなくてはならない。さらに、いろんな所を凝ろうと思えば、いくらでも凝ることはできる。次回はそのあたりをやってみよう。
四角いボックスがどのように、現在のオフィスになるのか。それでは、次回をお楽しみに(今回紹介した壁と屋根の作成で使用されたテクスチャは、シーネットネットワークスジャパンのSecond Lifeオフィス内で公開を今後予定しています)。
大槻透世二デジタルハリウッド大学院
次世代インターフェース研究室 研究員
Second Life研究室 研究員/プロデューサー
Linden社推薦 Second Lifeセミナー講師
サイバーアドベンチャーCEO
東北大学心理学専攻卒業。1年間のLA留学を経て、ソリッドレイ研究所でバーチャルリアリティのシステムインテグレーション、立体映像システム構築、HMDシステム構築などを経験。IT系コンサルティング会社を経て、デジタルハリウッド大学大学院コンテンツマネジメント修士課程修了(MCA)。その後、Linden Lab本社にてSecond Lifeカリキュラムのトレーニングを受ける。現在デジタルハリウッドにて「Second Life」セミナーを開催。また、バーチャルリアリティ、メタバース関連のシステム開発/プロデュースを行うサイバーアドベンチャーを設立し、そのCEO職に就いている。