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Windows Vistaのような検索機能をWindows XPにも! - (page 3)

文:Deb Shinder 翻訳校正:吉井美有

2007-04-10 08:00

 なお、My Documentsフォルダとそのサブフォルダはデフォルトでインデックス作成の対象となるものの、データの保存用としてコンピュータディスク上に作成していた他のフォルダもインデックス作成の対象とするためには、それらのフォルダ自体かフォルダの存在するドライブを指定しておく必要がある。

 新たな場所を追加すると、すぐにインデックス作成が開始される。「Indexing in progress」(インデックスを作成中)というメッセージとともに、新たに指定した場所のインデックスを作成している間は検索結果が完全なものでない可能性があるというメッセージも表示される(図I)。

画像の説明
【図I:インデックスを作成中というメッセージが示す通り、新たに指定した場所のインデックス作成はすぐに開始される】

詳細オプションの設定

 「Indexing Options」ダイアログボックスの[Advanced]ボタンをクリックすることで、インデックス設定やファイル形式、UNC(Universal Naming Convention)形式による場所の指定が可能になる。なお、暗号化ファイルシステム(EFS)によって暗号化されたファイルのインデックスを作成することはできないため、([Index Settings]タブの「File Settings」セクションにある)該当オプションはグレーで表示され、指定できないようになっている。しかし、(同セクションでは)特殊記号のついた類似単語を異なる単語として扱うよう指定することができる。

(注)特殊記号とはある種の言語において文字に付加される記号のことであり、記号のついている文字と、ついていない文字は異なるものとみなされる。特殊記号がつくことによって、単語の発音や意味が変化する(典型的な例を挙げると、スペイン語ではnという文字の上にチルダ記号がつけられた場合、「ny」という発音を示す)。特殊記号はアクセント記号と呼ばれることもあるが、アクセント記号は特殊記号の一種でしかない。

 図Jは、「Advanced Options」(詳細オプション)ダイアログボックスの[Index Settings](インデックス設定)タブだ。

画像の説明
【図J:[Index Settings]タブでは複数のオプションを指定することができる】

 [Index Settings]タブには、指定した場所のインデックスを再構築するための[Rebuild](再構築)ボタンも用意されている。検索結果が最新状態ではないと思われる問題がある場合、このボタンを使用することができる。また、設定を変更したせいで問題が生じている場合、[Restore Defaults](設定を既定値に戻す)ボタンを使えば、デフォルト設定に戻すことができる。

 このタブの3番目のセクションには、インデックス自体の現在の格納場所が表示される。これはデフォルトでは、同じコンピュータを使用している他のユーザーからアクセスされないよう、Documents and Settings\$username\Local Settings\Application Data\Microsoft\Desktop Searchフォルダとなっている。また、インデックスは「特殊な」形式で格納されているため、権限のない人がアクセスしたとしても、プレインテキスト形式では読むことができない。なお、インデックスの格納場所は変更することもできる。また、EFSによる暗号化を行うことでインデックスの保護をより強固なものとし、セキュリティレベルを向上させることも可能だ。

 「Advanced Options」ダイアログボックスの2番目のタブは[File Types](ファイル形式)である。このタブのチェックボックスを用いることで、インデックスの作成対象とするファイル形式(ファイルの拡張子に基づく)と、ファイル形式ごとのインデックス作成範囲を指定することができる。図Kは[File Types]タブを示している。

画像の説明
【図K:インデックスを作成すべきファイル形式と、ファイル形式ごとのインデックス作成範囲を指定することができる】

 インデックスを作成したいファイル形式がリストにない場合、[Add new extension](拡張子の追加)ボタンをクリックすることでファイル形式を追加することができる(なお、このボタンはその横にあるテキストボックスに追加する拡張子を入力するまではグレーで表示され、クリックできないようになっている)。

 最後に、[Add UNC Location](UNC形式による場所の追加)タブのテキストボックスにUNCパスを入力することによって、あなたが権限を保有しているネットワークファイル共有のインデックスをWDSに作成させることができる(図L)。なお、パスは\\servername\sharenameのように、お馴染みのUNC形式で入力する必要がある。

画像の説明
【図L:UNCパスを入力することで、ネットワーク共有内のファイルのインデックスを作成することができる】

 ただし、管理者はGroup Policyを用いることで、特定の共有やパス、ファイル形式のインデックスを作成しないようにすることもでき、こういった設定はユーザーによる設定に優先される。

WDSの使用

 WDSのインストールと設定が終わったら、使うのは簡単だ。検索ツールバーにキーワードとなる単語を入力するだけで、すぐに結果が表示される(図M)。

画像の説明
【図M:検索ツールバーにキーワードを入力すると、すぐに検索結果が表示される】

 検索結果は、「Communications」(電子メールメッセージ)と「Everything」(ハードディスク上の通常ファイル)という2つのカテゴリに分類される。「more...」リンクをクリックすることで、画面に表示しきれなかった該当カテゴリの検索結果が表示される。この場合、「Windows Desktop Search Results」という通常のウィンドウが表示される(図N)。

画像の説明
【図N:検索結果はWindowsエクスプローラ形式のウィンドウで表示される】

 見ての通り、メニューバーが検索結果ペインの上部を横断しており、結果の表示オプションが[All Locations][Everything][Documents][E-mail]というかたちで提示されている。電子メールメッセージの場合、検索結果にはメッセージの送信者と件名(表題)が表示される。ファイルサイズや、どのフォルダに格納されているのかといった追加の情報は、プレビューペインに表示される。

 下向き矢印をクリックすると、その他の並べ替え条件が表示される(図O)。

画像の説明
【図O:検索結果に表示されるファイル形式をフィルタリングすることができる】

企業内でWDSを配備するには

 管理者は、Group PolicyのSoftware Installation機能やSystem Center Configuration Manager(SCCM)、サードパーティのソフトウェア配備プログラムといった標準ソフトウェア配備ツールを利用することで、企業内すべてにWDSを配備することができる。また、Group Policyを用いることで、カスタマイズしたポリシー設定を特定のユーザーやコンピュータに適用したり、遠隔地からWDSを管理したりできる。

 ユーザーはWDSのインターフェースを通じてローカルマシンやウェブ、企業のイントラネット内を検索することができる。また、IFilterアドインをインストールすることで、他の形式のファイルも検索可能になる。WDSは、インデックスを作成するために、ファイル形式ごとにフィルタを必要とする。WDSには既に数百におよぶフィルタが用意されているものの、プロプライエタリなファイル形式用のフィルタを社内で開発することも可能である。これらは、SharePointやSQL、Exchangeなどのサーバ製品、他の検索関連製品によって用いられているのと同じフィルタである。IFilterの開発方法についての解説は、MSDNウェブサイトにある

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