日本BEAシステムズは4月9日、障害を早期発見し、予防するソフトウェアサポートツール「BEA Guardian」の出荷を開始した。
BEA Guardianは、従来の「故障修理」型ではなく、システムを実際に観察し、潜在的な問題を検出すると同時に対応を促すことのできるツール。「Signature Patterns」と呼ばれる問題情報定義ファイルのライブラリを使用してシステムを監視する。
Signature Patternsには、パラメータやしきい値、設定、コーディングのベストプラクティス、それらの相互依存性などが記述されている。また問題解決のための一連の手順も含まれており、絶えず更新されるようになっているという。
この仕組みにより、BEA Guardianは、最新の定義ファイルを参照してシステムの潜在的問題を事前に検出し、効率性や品質改善ために運用環境の調整や最適化を行うためのソフトウェアのアップデートを推奨する。
BEA WebLogic Serverおよび一部のBEA AquaLogic製品に対する有償のサポートツールとして提供される。ユーザーのシステム環境のWebLogicドメインをスキャンして、BEAシステムズのデータベースからダウンロードして、BEAが持つ障害情報とのシームレスな連携が可能になるという。
税別価格は、1ユーザーあたり36万円。5ユーザー以上で割引価格が適用される。60日間の評価版がダウンロードできる。