IONA Technologiesは米国時間4月10日、オープンソース統合ソフトウェア企業のLogicBlazeを買収したと発表した。
オープンソースプログラマーやLogicBlazeの共同創立者であるHiram Chirino氏、Rob Davies氏、James Strachan氏を含む同社の社員は、Ionaのオープンソース部門に移籍するという。全額現金で支払われた買収金額の詳細は、明らかにされていない。
Ionaは、「Celtix」と呼ばれる独自のオープンソース統合サーバを提供している、有力な統合ミドルウェアベンダーだ。2006年末には、同製品の商用サポートも開始している。
LogicBlazeも、多数のプロトコルに対応したオープンソース統合サーバ「LogicBlaze Fuse」を有している。同社は、「Apache ActiveMQ Project」および「Apache ServiceMix Project」に参加しており、商用サポートも提供している。
両社の製品を採用する企業顧客が増える中、標準に基づくオープンソース製品およびビジネスモデルが求められるようになり、このたびの買収につながったと考えられる。
LogicBlazeは今回の買収により、インテグレーションやサービス指向アーキテクチャ(SOA)技術の商用サポートに関する専門知識を得られることになる。
LogicBlazeのチーフアーキテクトJames Strachan氏は声明で「より多くの大規模なIT組織がオープンソース技術を利用して、ミッションクリティカルなアプリケーションを稼動するようになっている。こうした企業は、革新のめざましいオープンソース技術を利用しても、開発から導入にいたるまで最高レベルのサービスとサポートを受けたいと考えている」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ