電通国際情報サービス(ISID)は5月1日、マイクロソフトおよび日本AMDとの協力により、製造業におけるさまざまな解析(Computer Aided Engineering:CAE)業務におけるHPC(High Performance Computing)利用促進を目的に、技術検証/事例公開を行う「Windowsクラスタ for CAE 検証センター(WCTC)」を設立したことを発表した。
同センターでは、WindowsベースのHPCクラスタソリューション製品である「Microsoft Windows Compute Cluster Server 2003 日本語版」と、製造業におけるCAE業務システムで多くの実績を持つ「AMD Opteronプロセッサ」を利用して、CAE業務へのHPC適用に関する実証検証を実施し、その結果をセミナーなどを通じて公開するもの。
検証事項の詳細は、次のとおり。
- PCクラスタによるCAEソフトウェアや最適化ツールの動作確認
- 計算速度計測
- 計算結果確認
同センターの検証結果を基にISIDは、HPCを用いたCAE業務ソリューションを提案。製造業向けソリューションの提案を行ってきた強みを生かし、顧客に最適なシステム構築や、チューニング値のコンサルティングなどを提供する。
また、マイクロソフトと日本AMDは、同センターに対し自社製品に関する技術支援を行い、検証作業の円滑化を推進。今後のCAEユーザー向け各種イベント、セミナーなどの共同マーケティング活動を実施する。