役割などに応じて3タイプのパートナープログラムを用意
エンドユーザー、ベンダー双方にさまざまなメリットをもたらす「SpikeSource連携ソリューション」だが、エンドユーザーが実際に利用してみたいと考えた時、これまで使ってきた業務アプリケーションが「SpikeSource連携ソリューション」としてラインアップされていなくては話が始まらない。このためNECでは、ISVやSIerを中心に販売代理店、OSSベンダーも含めたパートナー制度を整備、具体的なサービスメニューを用意して連携を強化することで「SpikeSource連携ソリューション」の品ぞろえの充実を図っていこうとしている。
現在計画しているSpikeSourceコアスタックのパートナー制度では、「SpikeSourceコアスタック」の扱い方に応じて3つのパートナータイプがある。中核となる「ソリューションパートナー」は、OSSを利用したアプリケーション開発・販売やSI構築、サポートサービスを提供するISVやSIer、VARといった企業が対象となる。「SpikeSourceコアスタック」に関連する製品・情報の提供や販売マーケティング支援、技術支援、教育・トレーニング支援など多彩なパートナーサービスを提供することになっている。また、OSSあるいはOSS関連製品の技術サポートをNECと連携して提供するOSSベンダー向けに「テクニカルパートナー」、あるいはOSSにかかわらずコアスタック上で動作させるアプリケーションなどの製品とその製品のサポートをNECに対して提供あるいは、NECと連携して提供するISV等のベンダー向けに「プロダクトパートナー」の制度をそれぞれ用意している。
「SpikeSourceコアスタックパートナー制度」の概要
SSCS | SpikeSourceコアスタック |
---|---|
OSS | (Open Source Software)オープンソースソフトウェア |
ISV | (Independent Software Vendor)独立系ソフトウェアベンダ |
IHV | (Independent Hardware Vendor)独立系ハードウェアベンダ |
SIer | (System Integrator) |
VAR | (Value-Added Reseller)付加価値再販業者 (市販のパッケージソフトにユーザが希望する機能を追加して再販する業者のこと) |
PKG | Package(Software) |
AP | Application(Software) |
HW | Hardware |
提供される主要サービスメニュー
「短期的には、OSSを扱う広範なベンダー様にまず『SpikeSourceコアスタック』をご使用いただき、“安い・簡単・安心”なOSSの導入をご理解いただくことを目標にしています。そして、長期的には、OSSソリューションの開発・評価コストの削減、プロモーションコストの削減、プロモーション・営業力の強化、付加価値のアップ、サポート力強化などをパートナー様が実現できるよう、NECとして全面的にご支援していきたいと考えています」(高橋氏)