日本ソフト販売など、IP-PBXを利用したダイレクトマーケティングシステム

WebBCN (BCN)

2007-05-16 11:47

 日本ソフト販売(中川基社長)とターボリナックス(矢野広一社長)は5月14日、IP-PBXを利用したダイレクトマーケティングシステムの開発・販売で提 携し、5月16日から販売を開始すると発表した。システムの初期費用は、サー バー、IP-PBXソフト10ユーザーライセンス、ソフトフォン10ライセンス込みで 60万円程度。利用料はデータを検索した分の従量課金となる。

 ダイレクトマーケティングを手軽に実現できるよう、日本ソフト販売の電子 電話帳システム「全国e電話帳」と、ターボリナックスのIP-PBX「InfiniTalk」を連携。第1弾として、「InfiniTalk」側に着信した電話番号を元に、個人・ 企業情報をポップアップさせる機能と、抽出した電話番号をクリックするだけ で自動的に電話を発信するCTI連携機能を開発した。

 これらの機能を利用すれば、「全国e電話帳」で見込み顧客の抽出を行い、 画面上の発信ボタンを押すことで「InfiniTalk」が自動で電話を発信。「全国e電話帳」で訪問ルートを確認したり周辺の地図を印刷したりできる。また、 「着信ポップアップ機能」を使えば、融資やカードローンなどの本人(住所)確認を瞬時に行えるため、ダイレクトセールスやお知らせ・案内、選挙活動な どアウトバウンド業務だけでなく、受注・各種申し込みなどのインバウンド用 途にも活用できる。

 「InfiniTalk」は、オープンなIPテレフォニープロトコル「SIP」に準拠し たIP-PBXソフトで、オープンソースPBX「Asterisk」をベースとしている。NTT東西の「ひかり電話ビジネスタイプ」に直接接続できるため、低コストでIP電 話システムを構築することが可能。IPセントレックス運用やCTI連動、全通話 録音機能など、IP-PBXならではの便利な機能も提供する。

 「全国e電話帳」は、電話帳情報・地図情報・企業情報・最寄り駅情報など のデータベースがすべて搭載されているサーバー「情報配置BOX」を企業内イ ントラネット上に置くだけで、すぐに活用できるアプライアンスサーバー。個 人名・会社名・電話番号・近隣・業種など多種多様な検索が行え、検索したデー タは住宅地図や道路地図の表示が行える。

 今後、両社で販売を行うとともに、顧客のニーズに応じた機能や「InfiniTalk」のコールセンター製品と連携させるなどのカスタマイズも順次行っていく。 また、それぞれのパートナーにも販路を広げる。

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