業界タイムマシン19XX--Trip2:McNealy氏で振り返るサン・マイクロシステムズ - 5/6

大河原克行

2007-05-18 08:00

……ようこそ、「業界タイムマシン」のコックピットへ。私は、ナビゲーターの大河原克行です。
 このコーナーでは毎回、IT業界の歴史を、当時の写真を交えながらご紹介していきます。動きの速いIT業界に身を置いていると、はるか昔と思っていたことが、実は、つい最近のことだったという、ちょっとしたタイムトリップのような体験をすることがあります。「日進月歩」ならぬ「秒進分歩」ともいわれるIT業界。時の濁流の上澄みを、そっとすくい上げてみましょう。
 さて、今回のテーマは、「McNealy氏で振り返るサン・マイクロシステムズ」です。
 アンチ・マイクロソフトの急先鋒として、歯に衣着せぬ言動が常に話題となっていたSun Microsystemsの創業者であるScott McNealy氏。過去の言動や活躍を知る業界関係者にとっては、2004年に発表されたMicrosoftとの電撃的な和解、そしてSteve Ballmer氏との握手は、驚くべきものだったはずです。今回は、そのMcNealy氏の懐かしい写真を見ながら、サンの歴史を振り返ってみましょう。
 それではこれから、あなたをIT業界の過去へと誘います……。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)
 100% Pure Javaイニシアチブの会見では、案の定、McNealy節が炸裂。「100% Pure Javaイニシアチブには、117社が参加しているが、そのうち、116社が互換性を維持したプログラムを開発している。しかし、1社だけが、特殊なJavaを開発している」と、同イニシアチブに参加しながらも、独自のJavaの開発に取り組むMicrosoftを強く牽制。「ユーザーの誰ひとりとして、100%の互換を望まない声はなかった。Microsoftのやり方は馬鹿げているし、とんでもない。Microsoftは、契約書に書かれた英語の内容を、正確に理解できないのではないか」「Microsoftは閉鎖的な占有OSメーカーだ」などと痛烈に非難した。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

 100% Pure Javaイニシアチブの会見では、案の定、McNealy節が炸裂。「100% Pure Javaイニシアチブには、117社が参加しているが、そのうち、116社が互換性を維持したプログラムを開発している。しかし、1社だけが、特殊なJavaを開発している」と、同イニシアチブに参加しながらも、独自のJavaの開発に取り組むMicrosoftを強く牽制。「ユーザーの誰ひとりとして、100%の互換を望まない声はなかった。Microsoftのやり方は馬鹿げているし、とんでもない。Microsoftは、契約書に書かれた英語の内容を、正確に理解できないのではないか」「Microsoftは閉鎖的な占有OSメーカーだ」などと痛烈に非難した。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

写真提供:大河原克行

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