セキュリティ市場:3分野ですべて2桁成長、2011年に1兆円市場に--IDC調べ

CNET Japan Staff

2007-05-23 18:54

 IT専門調査会社のIDC Japanは5月22日、国内セキュリティ市場の予測を発表した。同調査では、セキュリティ市場における、セキュリティソフトウェア、セキュリティアプライアンス、セキュリティサービスの3つについて調べた。

 セキュリティ市場全体の2006年の市場規模は6994億円で、前年比成長率は20.2%となっている。2006〜2011年の年間平均成長率(CAGR)は10.8%で、2011年には1兆1692億円になる見込みとしている。

 ソフトウェア市場の2006年の市場規模は1623億円、前年比成長率は19.0%と急成長を維持している。ただし、アプライアンスへの移行が進むとみられることから、2008年以降は一桁の成長率になると見られる。

 アプライアンス市場の2006年の市場規模は356億円と小さいが、前年比成長率は26.4%。統合型管理アプライアンスやメールセキュリティアプライアンスを中心に今後も導入が進むと考えられる一方、低価格化によって出荷金額の伸びは抑えられそうだ。

 サービス市場の2006年の市場規模は5016億円で前年比成長率は20.2%。情報漏洩対策やコンプライアンス強化のためのサービス導入、人員不足を補うサービスのアウトソーシング、情報管理のモラル向上のための教育/トレーニング実施などを成長要因として、今後も一定の成長率を維持すると考えられる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]