中山工業、ダッソーでのPLMソリューションで生産までのプロセスを統合

CNET Japan Staff

2007-05-23 20:44

 日本IBMとダッソー・システムズは5月22日、管製品大手の中山工業が製品開発プロセス改革のためにダッソー・システムズのPLMソリューションを活用し、製品設計から生産までのプロセス統合を行ったと発表した。

 中山工業では、従来2D設計で管製品の設計を行ってきたが、同社の「高効率冷間縮径ロール成形法による高機能管に関する研究」が独立行政法人の助成プロジェクトに採択されたため、優れた開発ツールの導入が急務となった。

 そこで同社はPLMソリューション「CATIA V5」を採用。管製品、成形機、ロールの3事業の垂直同時立ち上げを実施し、製品設計、設備設計において構想・基本設計・詳細設計、CAE解析、CAM/製造の全工程を統合、測定器を使用したリバース・エンジニアリングも実現した。

 また、作図ソリューション「CATIA 2D レイアウト for 3Dデザイン(LO1)」の活用で既存の2Dデータと進行中のデータの有効活用も図った。さらに、データ管理ソリューション「ENOVIA SmarTeam」を採用したことで、効率的なデータ蓄積・再利用も実現できたという。

 中山工業では、生産工程の完全自動化を目標に、今後さらにCATIA V5、ENOVIA SmarTeamの活用をすすめる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

関連キーワード
ダッソー・システムズ

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]