パケッティア ジャパン インクは5月24日、拠点向けWAN高速化アプライアンス「iShaper」の国内販売を開始した。価格は280万円から。6月末から代理店を通じて出荷する。
同製品は、WANアプリケーションの可視化、セキュアなアプリケーションQoS、インテリジェントな高速化などの機能を1台のアプライアンスに統合。マイクロソフト製品のアプリケーションサービスとの互換性も備えている。
WANアプリケーションの可視化とは、600以上のアプリケーションやプロトコルを検知して、リアルタイムのパフォーマンス可視化、監視を行うというもの。これにより、特定アプリケーションへの最適化ツールを適用するという。
セキュアなアプリケーションQoSでは、輻輳がピーク状態であっても、重要なアプリケーションの可用性とパフォーマンスを確保、ウイルスやDDOSなどのゼロデイ攻撃保護によりビジネスの継続性を維持するという。
インテリジェントな高速化とは、WAFS(Wide Area File Service)機能を統合、CIFS、FTP、TCP、HTTPベースのアプリケーションの優先順位付けと高速化を行い、優先度の高いトランザクショントラフィックや音声およびビデオ・トラフィックのパフォーマンス低下を回避するという機能だ。
同社では、iShaperを利用すれば、データ、音声、ビデオのトラフィック最適化し、データやストレージの一元化に伴うWAN上でのアプリケーション/ファイル・アクセスの遅延という問題の解決に役立つとしている。