さて、このパーツはどのようにして作られたのか。このパーツには、今回初登場の「チューブ」タイプのプリムを使う。下図の一番左がデフォルトのチューブタイプのプリムだ。
まず、上図の左から2つ目でZ軸上方に伸ばし、3つ目でテクスチャを貼り付ける(この貼り付けは後でもよいが、わかりやすいようにこの段階で貼り付けている)。4つ目で、下図のように「穴寸法」のY部分をデフォルトの0.25から0.5へと変更し、中にある穴をふさぐ。そして、「プロファイルカット開始」の「B(Begin:始め)」を変更すると、5つ目へと変化する。一番右は3つのテクスチャを貼った完成品だ。
ここで、チューブタイプのプリムのプロファイルカットについて、もう少し詳しく見てみよう。下図では、チューブタイプのプリムにおいて、プロファイルカットのBの値を徐々に変化させている。左上から始まり、数値の変化を進めると右下の図形となる。
チューブタイプとともに「トーラス」や「リング」タイプなど、中に穴の空いたプリムは、カットやねじりを加えることで複雑な形となる。ちょっと触れば変形を習得できるボックスタイプなどとは違い、実際に何度か実際に変形させてみて、初めて習得が可能なプリムといえる。