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LinuxだけじゃないOSSソリューションベンダーへの進化のとき--レッドハット - (page 2)

山下竜大(編集部)

2007-06-04 07:28

 しかし、やはりレッドハットといえば“Linuxの会社”というイメージが根強く残る。藤田氏は、「確かに“レッドハットは今日からソリューションの会社になります”と宣言しても、すぐにそれを受け入れてもらうことは難しいと思っています。こうしたイメージを払拭するためにも、ミドルウェアの会社であるJBossの買収が必要でした」と話している。

 JBossの買収により、OSSによりSOA(サービス指向アーキテクチャ)に代表されるミドルウェアの分野をサポートすることが可能になる。こうした分野に注力していくことで、OSだけでないレッドハットという会社のイメージに変えていこうとしている。

 また、仮想化技術にも力を入れており、1台のサーバ上でひとつのLinuxを動作させるだけでなく、仮想化した中でデータセンターを実現したり、既存のソフトウェア資産を生かした効率的な利用方法の提供など、より顧客の状況に合った利用方法を提案できる体制を構築している。

 さらに米国本社では2007年5月に、ウェブサイト上でOSSのアプリケーション製品を提供するポータルサイト「Red Hat Exchange(RHX)」を開設している。RHXは、OSSを活用したアプリケーションやサービスをパートナー企業と共に提供するためのポータルだ。

 藤田氏は、「日本市場では、まだまだできることはたくさんあると考えています。できることから、ひとつずつ対応していきたいと思っています」と話している。

OSS市場の牽引にはパートナー戦略が重要

 OSSに限らず、日本のソフトウェア市場では「SI企業やパートナー企業がビジネスの中心となって活動してくれているので、パートナー企業と協力しながらOSS市場を牽引していくことが不可欠です。パートナー戦略は、日本市場において最大のポイントになります」と藤田氏。

 そこで同社は、2007年6月末ごろに新しいパートナー戦略の発表を計画している。新しいパートナー戦略の最大のポイントとなるのは、顧客企業と直接的に対話しているパートナー企業とレッドハットのより積極的な関係を実現することだ。

 「今後は、エンタープライズ分野でも、特にミッションクリティカルな部分を強化していきたいと考えています。そこで、我々の持っている技術と、パートナー企業各社の経験やノウハウ、顧客サポート能力などを密に連携させることが必要です。パートナー企業向けのサポート体制をさらに強化するために、米国本社との協力体制をさらに密にしていきたいと思っています」(藤田氏)

 1993年、Linuxディストリビューターとして米国で会社をスタートしたRed Hat。同社は、オープンソースソフトウェア(OSS)の中でも「Linux」というオペレーティングシステム(OS)をビジネスの中核とすることを目的に設立された。

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