ビューを作成
“注文書”や“日付”などの画面上に表示する項目名は、一般的なワープロと同様に入力し書式を設定する。また、要素に値を入力するためのコントロールは、その要素を右ペインから左ペインの特定の場所にドラッグ&ドロップすることで挿入できる。たとえば、“日付”の後に要素“date”をドラッグアンドドロップすると、次の画像にあるような[コントロールの挿入]ダイアログボックスが表示される。ここで、[コントロールの種類]に“カレンダー”、[ラベル]に“日付”を指定することで、注文日付を入力するためのコントロールが注文書上に挿入される。
また、作成したビューは、[コンポーネント]メニューから[ボキャブラリコンポーネントのプレビュー]メニューコマンドを選択することで、その表示状態をいつでも確認できる。
ビューの編集を終了したら、xfy Enterprise Clientから利用するために、その内容をテンプレートとしてxfy Serverに配置する。[ファイル]メニューで[ドキュメントテンプレートをxfy Serverに保存して配置]メニューコマンドをクリックして、表示されたダイアログでファイル名として“Order”を指定して保存する。
ここまでの操作で、xfy View Designerでの作業はすべて終了した。xfy View Designerを終了し、xfy Enterprise Clientで[共有テンプレート]の“Order.xml”をダブルクリックしてみる。Order.xmlをダブルクリックすると、注文書が表示される。
いかがだっただろうか。xfyによるスキーマの作成やビューの編集は、意外に簡単だったのではないだろうか。このようなxfyによるスキーマの作成やビューの編集の操作を初めて見たとき、バックエンドのデータベースを意識させない、その容易さと巧みさに筆者は驚きを覚えた。次回は、xfyでのデータ表示の変更や検索の妙を「第3楽章:再利用」と題して奏でることにしよう。