NECは6月6日、米Intelおよび米SpikeSourceとEnterprise 2.0領域で提携すると発表した。
今回の提携でNECは、Enterprise 2.0製品としてブログやWiki、RSSなどのWeb 2.0領域のツールを企業内/企業間コミュケーション強化に活用する提案活動を本格化させる。具体的には、ブログやWiki、RSSのソフトをパック製品化したSpikeSourceの「SuiteTwo(スイートツー)」の日本語版を開発し、日本市場向けに投入することになる。
SuiteTwoは、ブログソフト「Movable Type Enterprise」、Wikiソフト「Socialtext」、RSSソフト「NewsGator」を組み合わせ、新たにシングルサインオン、統合ユーザー管理、検索機能を付加した製品。Intelは、同製品のマーケティング活動を全世界で展開しており、今回のNECとの提携はその一環となる。
NECでは、2007年7〜9月をめどに、中規模企業や大企業の部門向けのASP型サービスを開始したい考えで、10月以降にはパッケージ商品として販売を開始する予定だ。
さらに、企業内で活用を促進するために、適用業務に合わせて作成した画面レイアウトやプラグインなどのテンプレートの整備、コンテンツ管理、セキュリティ製品などとの連携システムの提供、社内のSWQC(Software Quality Control:ソフトウェア品質・生産性向上活動)などでの適用例をもとにした導入支援サービスの提供も進める。
今後3年間に1000システムの販売を目指す。同時に、NECのサーバ「Express 5800」の拡販を図る。