NTTデータ先端技術とアラクサラネットワークスは6月6日、NTTデータ先端技術が提供するLAN検疫ソリューション「NOSiDE Inventory Sub System 2007」とアラクサラのネットワーク認証製品「AX」シリーズの連携検証を完了したことを発表した。
両製品の連携で、クライアントPCのネットワーク接続時にポリシーベースのアクセスコントロールを行う「認証・検疫ネットワーク」が容易に実現できることが確認できたという。
従来、認証・検疫ネットワークを構築する際には、クライアントPCの状態確認・制御用のソフトウェアモジュール(サプリカントもしくはエージェント)をインストールする必要があった。または、クライアントPCの制御用ポリシーの設定や、問題の自動解決するためのサーバの構築、周辺環境を含めた既存のシステムやネットワークの大幅な設定変更を必要とするなど、導入に多くの時間や費用を必要とすることが、普及を妨げる原因となっていた。
今回の検証では、AXシリーズのウェブ認証機能との連携により、認証・検疫ネットワークの構築が実現可能であることを確認した。クライアントPCのきめ細かなアクセスコントロールを行い、企業ネットワークにおけるセキュリティの向上に資することが期待できるとしている。