ネットマークス(大橋純社長)は、オービックビジネスコンサルタント(OBC、和田成史社長)の「奉行シリーズ」に連携した「SecureSuiteXS for 奉行」 を7月に発売すると発表した。07年度に100社への導入、約1億円の販売を目指 す。
ネットマークスのマルチデバイス認証ソフト「SecureSuiteXS」の「パスワー ドマネージャ機能」をOBCの「奉行シリーズ」向けにカスタマイズしたもの。 「SecureSuiteXS」は、指紋、静脈など生体情報を利用したバイオメトリクス 認証装置やICカード、USBキーなどを、Windowsログオンや「Citrix Presentation Server」への認証に利用できる。
同製品を導入することで、Windows PCへのログオンと連携して「奉行シリー ズ」にID/パスワードが自動入力され、シングル・サイン・オン環境を実現す る。また、Active Directoryとの一体管理のほか、シンクライアントに対応し、 「Citrix Presentation Server」への認証に利用することができる。ログオン にはICカードと指紋認証が利用でき、セキュリティレベルの高い個人認証が可 能となる。
対応デバイスは、サイレックス・テクノロジーの「真皮指紋センサS1」と、 ソニーの非接触ICカード方式「FeliCa」に対応したICカード。対応OSは、SecureSuiteXS WorkstaionがWindows XP/2000、SecureSuiteXS ServerがWindows Server 2003/Windows 2000。税別価格は、50ユーザパックの場合で「ICカー ドパック」が123万円、「指紋認証パック」が220万2000円。25ユーザーと100ユーザーパックも用意する。