新Emacsの強力な置換機能を使いこなす - (page 3)

後藤大地(オングス)

2007-07-01 00:00

枚挙の処理もこなせる

処理が簡単かつ効果的なのが枚挙の処理だろう。たとえばリスト6のようなテキストを用意する。リスト7のように一致対象を入力して、リスト8のように置換する。これでリスト4.4のように連番に置き換えられるわけだ。

リスト6 枚挙のテキストを準備

1: test1
2: test1
3: test1

a: test

1: test2
2: test2
3: test2

リスト7 数値の枚挙に一致させる

Query replace regexp: \([0-9]+:\)

リスト8 処理番号が0からはじまるので、1加算した数を枚挙番号として出力

Query replace regexp with: \,(1+ \#):

リスト9 置換後のテキスト

1: test1
2: test1
3: test1

a: test

4: test2
5: test2
6: test2

1+は1を加算する関数、#は処理対象の番号となる。1を加算しているのは番号が0からはじまっているためだ。Lispコードなので、単純な連番を振る以上のこともできる。

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