jMaki関連のファイルがresourceフォルダ以下に多数追加されるため、NetBeans上のプロジェクトツリーは図3のようになる。
このプロジェクトをWebサーバにデプロイしてbutton.jspにアクセスすると、図4のように表示される。右下の黄色い部分にjMakiのログが表示される。
[Capture]ボタンをクリックすると図5のようにセキュリティ警告が表示され、[Allow]をクリックするとファイル群がLocalServerにキャッシュされる(図6)。
この状態で、オフラインにしてブラウザのキャッシュをクリアする(図7、図8)。その上でページをリロードしても、LocalServerにキャッシュが残っているため図4と同じように正常に表示されるはずだ。
なお、Google GearsのLocalServerやDatabaseに関するファイルは、Firefoxの場合はFirefox用のプロファイルフォルダの下に、Internet Explorerの場合はApplication Data\Googleフォルダの下に格納される。
今回はLocalServerへのキャプチャを行う拡張を作成したが、Google Gearsのその他の機能もjMakiの拡張メカニズムによって同様に利用することが可能だ。jMakiの開発者であるGreg Murray氏のブログには、Database機能を利用するサンプルが掲載されている。jMakiの豊富なコンポーネントとGoogle Gearsを組み合わせれば、Ajaxアプリケーションをよりリッチなものにすることができるだろう。