業界タイムマシン19XX--Trip5:栄華極めるNetWareの座を奪ったWindows NT - 3/6

大河原克行

2007-06-29 08:00

 ……ようこそ、「業界タイムマシン」のコックピットへ。私は、ナビゲーターの大河原克行です。このコーナーでは毎回、IT業界の歴史を、当時の写真を交えながらご紹介していきます。
 さて、今回のテーマは、「栄華極めるNetWareの座を奪ったWindows NT」です。
  ネットワークOSとして、一世を風靡(ふうび)した「NetWare」。ネットワーク時代を迎えたIT業界は、そのNetWareを擁するノベルを中心に動きはじめていました。しかし、マイクロソフトは、Windows NTによって、この勢力図を一気に塗り替えます。NetWareとWindows NTによって彩られた歴史のひと幕を振り返ってみましょう。
 それではこれから、あなたをIT業界の過去へと誘います……。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)
 NetWareの赤いパッケージは、ネットワーク化を目指すユーザー企業にとっては、あこがれの存在だった。特に、日本法人が初めて日本市場に投入したNetWare 386は、米国の発売から大きく遅れたことで、国内ユーザーの期待感を煽った。写真は、その後投入された「NetWare 3.12J」と「UnixWare」などのパッケージ。東京・秋葉原のラオックス ザ・コンピュータ館でのカットである。ノベルでは、ピア・トゥ・ピア型の「NetWare Light」を投入するほか、UNIXシステムラボラトリー(USL)の買収によって、新たにUnixWareを投入するなど、事業領域を拡大していった。いずれもマイクロソフトへの対抗策といった側面があったことは見逃せない。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

 NetWareの赤いパッケージは、ネットワーク化を目指すユーザー企業にとっては、あこがれの存在だった。特に、日本法人が初めて日本市場に投入したNetWare 386は、米国の発売から大きく遅れたことで、国内ユーザーの期待感を煽った。写真は、その後投入された「NetWare 3.12J」と「UnixWare」などのパッケージ。東京・秋葉原のラオックス ザ・コンピュータ館でのカットである。ノベルでは、ピア・トゥ・ピア型の「NetWare Light」を投入するほか、UNIXシステムラボラトリー(USL)の買収によって、新たにUnixWareを投入するなど、事業領域を拡大していった。いずれもマイクロソフトへの対抗策といった側面があったことは見逃せない。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

写真提供:大河原克行

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