グーグル、Linux用「Google Desktop」のベータ版を公開

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-06-28 10:05

 Googleは米国時間6月27日遅く、Linux版「Google Desktop」のベータ版を公開した。

 Google Desktop for Linuxは、ウェブ上の情報だけでなく、コンピュータ上にある情報、例えば、Gmailやウェブ検索履歴なども検索する。インデックスはローカルのコンピュータに保存されるので、Gmailやウェブ履歴をオフライン時にでも確認できる。

 Google Desktop for Linuxはネイティブに記述されており、Google固有のデスクトップ検索アルゴリズムを使うため、Beagleのような既存のLinux検索アプリケーションは使わない、と同社関係者が述べた。同ソフトウェアは、x86プロセッサ搭載コンピュータで利用が可能。サポートするLinuxのバージョンは、Debian 4.0、Fedora Core 6、Ubuntu 6.10、Novell SUSE 10.1、Red Flag 5。また、グラフィックユーザーインターフェースとしてKDEおよびGNOMEが利用できる。

 Googleはこれまでプロジェクトをオープンソースソフトウェアとして公開してきたが、Google Desktop for Linuxはプロプラエタリである。同ソフトウェアは、開発をGoogleの北京エンジニアリングチームが担当し、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、オランダ語、中国語、日本語、韓国語、ポルトガル語で利用可能だ。

 また、Googleは、写真編集ソフトPicasaのLinux版や、Firefox用Google EarthおよびGoogle Toolbarを提供している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. セキュリティ

    いまさら聞けないPPAPの問題点、「脱PPAP」を実現する3つの手法と注目の"第4のアプローチ"とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]