NTTデータ先端技術は6月29日、ファイルやメール、ウェブ、ブロードバンドルータなど、オフィスに必要なサーバ機能を備えたオールインワンアプライアンス「コリドラボックス」の販売を開始したと発表した。大手企業の部門サーバ、サテライトオフィスなどのサーバとしての活用や、中小企業のオフィスのIT化の促進を目的としている。
コリドラボックスは、加Net Integration Technologies製のLinuxベースの自律型OS「Nitix(ニティックス)」を採用。NTTデータ先端技術は、Net Integrationと共同でNitixの日本語版開発を行い、Nitix製品の国内総代理店契約を締結している。コリドラボックスには、以下の機能が標準で搭載されている。
- ファイルおよびプリントスプールサーバ
- ウェブサーバ、ウェブキャッシュ
- メールサーバ
- FTPサーバ
- LDAPサーバ
- DNSサーバ
- DHCPサーバ
- リモートアクセスサーバ
- ルータ/ゲートウェイ
- ファイアウォール
- VPN
- 自動(無人)バックアップ
- 2分間以内のディザスタリカバリ
- コンテンツフィルタリング
規模や用途別に仕様の異なる4モデル(コリドラボックス SS/S/M/LQ)の製品ラインアップを計画しており、第1弾にあたる今回は、「コリドラボックス SS」を7月初旬に出荷する。今後3年間で10億円の国内販売を目指す。