27日、「JBoss Seam 2.0.0.BETA1」がリリースされた。バージョン2.0では、新規に開発された「JBoss Embeddable EJB container」に対応する。
これによりJBoss Seam 2.0では、JBoss AS 4.2.0.GA、Apache Tomcat 6.0.x、GlassFish V2、そしてOracle OC4J 11g Technology Previewのアプリケーションサーバー環境がサポートされる。
また、SeamのコンポーネントをJavaベースのスクリプト言語Groovyで記述可能、Google Web Toolkitを実験的にサポート、Hibernate Searchとの統合などが実現されている。
JBoss Seam 2.0では、EJB3とJSF1.2の利用が前提条件となっている。バージョン1.3の大きな変更点として、Java ServerFaces(JSF)の実装が、Apache MyFacesから、Sun Microsystemsによる参照実装(JSF RI)に入れ替えられたことがある。この変更の影響を考慮したためか、JSF 1.2へのマイグレーションガイドが用意されている。
プロジェクトからは、JBoss SeamをベースとしたJSR-299(WebBeans)が提案もされており、JCPでの標準化も進められている。開発の中心となるのは、O/Rマッピングフレームワーク「Hibernate」の生みの親でもあるGavin King氏だ。
同氏のブログ「In Relation To...」に、「JBoss Seam 2.0.0.BETA1」に関する詳細な変更点が掲載されているのでこちらも参照されたい。