出版社とのパートナー戦略
米Google コンテンツパートナーシップディレクターのJim Gerber氏は、ブック検索におけるGoogleのパートナー戦略の理念を3つ挙げた
- コンテンツプロバイダーと非排他的に協力していく
- 出版社はブック検索に関して100%のコントロールを持つべき
- ブック検索で得た収益をパートナーに還元する

Googleは特定の出版社とエクスクルーシブな契約を結ぶことなく、あらゆるコンテンツプロバイダーと協力していく方針だという。またJim Gerber氏は、パートナー契約のコントロールはあくまでも出版社側が持つべきで、出版社にあらゆる選択権があることを強調した。
書籍の集め方は出版社経由と図書館経由の2種類。出版各社とは「Google ブック パートナー」という契約を結んでおり、図書館と「Google ブック図書館プロジェクト」を推進している。
パートナープログラムを結んだ出版社は、デジタルデータを直接Googleに渡すか、書籍を送ってスキャンしてもらうかを選ぶことができる。閲覧できる範囲の設定や、印刷、保存、コピーなどの制御、書籍の追加、削除は出版社がいつでも行うことができる。
部分プレビューのページの下部にはコンテンツマッチ広告を表示できる。広告は出版社側で表示・非表示を選ぶことができ、一部の書籍だけに表示することも可能だ。Googleはこの広告から収益を上げ、出版社に還元するという。

書籍の購入を促進するため、各書籍のページにはAmazon.co.jp、紀伊国屋書店 BookWeb、楽天ブックス、セブンアンドワイといった主なオンライン書店へのリンクが貼られている。出版社がオンライン販売を行っていれば、リンクの一番上に追加される。
またリアル店舗で購入したい場合は、「地域の書店を探す」というリンクをクリックすると、Googleマップで書店を検索することができる。
Jim Gerber氏によれば、Googleはすでにいくつかの日本の出版社と契約しており、現在も大手の数十社と交渉中だという。
なお、検索結果の掲載順位は通常のウェブ検索のようなページランクと異なる。ブック検索では書籍に関する情報、例えばメタデータ、書誌データ、ウェブ検索結果、引用している書籍の数といった基準でランク付けされているという。