設定が完了すると、図10のようにRailsプロジェクトからスケルトンを作成することができる。その後、データベース接続の設定を変更していく。デフォルト設定では、MySQLを利用するが、もちろん、ほかのデータベースにも対応している。Railsプロジェクトのcookbook→config→database.ymlを開く。database: cookbook_developmentなどとなっている箇所を本当のデータベース名である「cookbook」に置き換える。
まずは、図11のようにテーブル名の単数形である「category」、「recipe」でそれぞれモデルを作成する。「GO」ボタンをクリックするだけだ。
次に、モデルの作成と同じ要領で、図12のようにscaffoldを用いて一気にWebアプリケーションを作成していく。図13のようになれば、scaffoldを用いたWebアプリケーションの完成となる。アクセスするURLが、今度は複数形になっていることに注意していただきたい。
以上のように、Ruby on Railsを簡単に体験するツールとして、「Instant Rails」と「Aptana IDE」は有効だ。本稿では、Aptana IDEのRadRailsにフォーカスを当ててレビューをお届けしたが、Aptana IDEはAdobe AIRにも対応するなどこれからも目の離せないツールだろう。