ページのソースは以下のようなものだ。このコードを、「public」フォルダ以下に「hello.gt」という名前で保存する。拡張子「gt」は、Groovyのテンプレートファイルだ。
「<% %>」で囲まれた部分がGroovyのコードで、リクエストパラメータに「name」が含まれていれば、それを表示する。
リスト:hello.gt
<html>
<body>
<form action="/hello.gt">
Input name:<input type="text" name="name"/>
<input type="submit" value="Submit"/>
<hr/>
<% if (request.params.name[0].get() != null) { %>
Hello, <%= request.params.name[0].get() %>
<% } %>
</form>
</body>
</html>
では、実行してみよう。プロジェクトを選択した状態で右クリックし、「Run as→Zero Application」をクリックすると、TCPポート8080番でZeroアプリケーションが起動する(ポート番号は、config/zero.configファイルに指定されている)。
これで、Zeroアプリケーションは実行状態にある。ブラウザから「http://localhost:8080/hello.gt」にアクセスすれば、サンプルを試すことができる。
ちなみに、Zeroアプリケーションが実行中の状態で、「http://localhost:8080/」(Webアプリケーションのルート)にアクセスすると、以下のようなプロジェクトのサマリーページが表示されるはずだ。
終わりに
さて今回は、Project Zeroの概要と、アプリケーション作成に関してほんのさわりだけを解説した。
Project Zeroの全貌は広く深く、一度に説明しきれるものではない。また、機会をみてさらに深いところまで踏み込んだ解説も行いたいと思う。
また、Project ZeroのWebサイトには非常に充実したドキュメント類が公開されている。英語が不得手でなければ、ぜひ参照していただきたい。