マイクロソフト、次期BPMソフト「Biztalk Server 2006 R2」を9月から提供

田中好伸(編集部)

2007-07-24 18:49

 米Microsoftは、先ごろ開催されたパートナー向けカンファレンス「Microsoft Worldwide Partner Conference 2007」で、ビジネスプロセス管理(BPM)ソフト「Microsoft Biztalk Server」の次期リリースとなる「Microsoft Biztalk Server 2006 R2」を9月から発売開始することを明らかにした。

 Biztalk Server 2006 R2では、EDI(電子データ交換)機能をネイティブサポートし、EDIの通信プロトコルである「Applicability Statement 2 (AS2) 」に対応している。また無線タグ(RFID)機能を搭載するとともに、オフィス製品「the 2007 Office Systems」と、「.NET Framework 3.0」などとの連携が強化されている。

 また今回のR2では、現行のBiztalk Server 2006で提供されているEnterprise Edition、Standard Edition、Developer Editionに加えて、企業の中核システムと拠点システム間のデータとプロセス連携をシームレスに実現するというエディション「Branch Edition」もあわせて提供される。

 R2では、SOA/BPM導入支援パッケージ「SOA and Business Process パック」が提供される。このパッケージは、BizTalk Server 2006 R2とコラボレーション基盤「Microsoft Office SharePoint Server 2007」、開発基盤「Visual Studio Team System」、データベース「Microsoft SQL Server 2005」と.NET Frameworkをセット価格にて提供、企業でのSOAやBPMの導入を支援するというものだ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]