アップル、Mac OS X用パッチを一斉リリース--iPhone初のアップデートも実施

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-08-01 13:10

 もしMacもしくはiPhoneのユーザーなら、Appleが米国時間7月31日に一斉リリースしたセキュリティアップデートのいずれかをダウンロードする必要があるだろう。

 Mac OS X Pantherの10.3.9、PowerPC版のMac OS X Tigerの10.4.10、ユニバーサルバイナリ版のMac OS 10.4.10、そして各バージョンのサーバ版向けに計6個のダウンロードが用意され、数十に上る脆弱性とバグへの対処がなされた。各ダウンロードには、欠陥を修正する複数パッチが含まれており、Appleは、対応OSの全ユーザーに対してアップデートのダウンロードを推奨している。

 今回対処された脆弱性の一部は、任意のコードの実行、アプリケーションの異常終了、もしくはその両方を発生させる。対応アップデートのダウンロードは、「Apple Downloads」サポートサイトか、Mac OS XのAppleメニュー内の「Software Update」機能を経由して入手できる。

 またAppleは、31日のリリースの一環で、初のiPhone向けソフトウェアアップデートを実施した。Mac OS Xのアップデートとは異なり、iPhoneのアップデートは、同デバイスとPCを次に同期させる時にiTunes経由で適用される。Safari、Webcore、Webkitの幾つかの脆弱性が修正され、6月にMac OS版のSafari向けにリリースされたものと同じ修正が、iPhone版のSafari向けにもリリースされたようだ。

 さらにAppleは、現在もベータ版だが、Safari 3.0の最新バージョンをリリースした。最新バージョンのSafari 3.0.3では、Windows版およびMac OS版の両方で、複数のセキュリティ上の脆弱性が修正された。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    量子コンピューターの実用化がもたらす脅威とは?既存の暗号資産を守る“4つのステップ”を徹底解説

  2. セキュリティ

    攻撃者がクラウドを標的にする仕組みとは? CrowdStrikeのレポートから考察する

  3. 経営

    「作って終わり」のマニュアルを「活用される」マニュアルにするためには?

  4. セキュリティ

    脱「PPAP」で考える、重要なファイルを安全に送付・共有する最適解とは?

  5. コミュニケーション

    Slack 導入事例集 2023:伊藤忠テクノソリューションズはいかに営業チームを1つにまとめたのか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]