ソニーは8月1日、米カリフォルニア州サンディエゴで7日より開催されるコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の国際会議「SIGGRAPH2007」で「Cell Computing Board」を技術展示すると発表した。
Cell Computing Boardは、高性能マイクロプロセッサ「Cell Broadband Engine」とグラフィックスプロセッサ「RSX」の搭載により、大規模な計算の高速処理を可能にし、19インチラックの1Uに収まるサイズの小型化と、消費電力400W以下という低消費電力化を実現したコンピューティングボード。
今回の技術展示では、Cell Computing Boardを使用して、4K画像処理、CGレンダリング、物理シミュレーションなどの参考アプリケーションのデモンストレーションを行う。
ソニーでは、今回の展示を通じて、CGなどの画像処理アプリケーションから科学技術計算まで、膨大な計算量を必要とするマルチメディアコンピューティングへの新たなソリューションの可能性を提示するとしている。