熱烈歓迎!!Asianux Server 3--第1回:楽々導入 - (page 3)

福田昌弘

2007-08-06 07:30

Oracle製品のインストール支援は好印象なのだが……

 Asianux Server 3ベータ版のインストール作業は、非常に簡単なものであり、何のトラブルもなくシステムにログインできるようになった。

 Asianux Server 3では、Oracle製品のインストール作業を補助するOranaviという支援ツールも用意されている。Oranaviを使うことで、ユーザーやグループの作成、環境変数の設定などをGUIで簡単に実行できる。実際にOranaviを使用するときには、[スタート]メニューから[設定][インストール ナビゲータ for Oracle]をクリックするか、端末画面で次のように入力する。

Oranaviの起動 Oranaviの起動。※クリックすると拡大画像が見られます。

 Oranaviを起動すると、次のメニュー画面が表示される。この画面を見てわかると思うが、Oranaviでは、Oracle製品のインストール支援と、Oracleデータベースの自動起動/停止が設定できる。

OraNaviの画面 OraNaviのメニュー画面。

 たとえば、Oracleデータベース製品をインストールするときには、このメニュー画面で[Oracle Databeseをインストールする]オプションボタンを選択し、[進む]ボタンをクリックする。そして、表示されたウィザード画面で、CD-ROMなどインストール元とするメディアの位置、Oracle製品のユーザー名やグループ名、Oracleユーザーのパスワード、環境変数、httpdファイルへの追記を順に指示していく。

 最後に、次の画面で[OK]ボタンをクリックすると、Oracle製品をインストールするOracle Universal Installerが起動する、はずである。

Oracleのインストール この画面で[OK]をクリックすれば、Oracle製品のインストールが開始されるはずがこの画面で[OK]をクリックすれば、Oracle製品のインストールが開始されるはずが……。

 実際にOranaviを使ってOracleデータベース製品のインストールを試みたが、Oracle Universal InstallerでAsianux Server 3が未対応OSと判定されてしまい、インストール作業が中断してしまう。したがって、Oranaviの有用性を最後まで確認できなかった。残念……。

 ただし、機能面のひとつの特長としてOracle製品との親和性を提供することは、これまでのミラクル・リナックスの実績や経験を生かしたものであり、LinuxディストリビューションとしてAsianux Server 3を選択候補とする大きな要素になると思う。

 さて、次回は、Asianux Server 3での管理機能に注目したいと思う。謝々再会。

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