SAPジャパン(ロバート・エンスリン社長)は8月8日、基幹業務ソフト「SAP ERP6.0」の機能拡張パッケージ「SAP enhancement packages for SAP ERP 6.0」第2弾の提供を開始した。
既存のコアとなるERP機能の安定稼動を保持しながら新機能を導入可能で、 ビジネス要件に応じて必要な機能のみを選択して適用できる。また、業種共通 および業種特化型の機能拡張や、業務プロセスとユーザーインタフェースの簡 素化、新たなエンタープライズ・サービス機能などを提供する。
事業計画や予測、連結会計、請求、与信、回収、クレーム管理を簡素化する 「SAP ERP Financials」や、新たなロールや社内の営業担当者が顧客情報にア クセスするための情報コックピットを提供する「SAP ERP Operations」などの エンタープライズ・サービスを提供し、業務プロセスを簡素化できる。
このほか、業界に特化した新機能として、小売・卸・商社向けの「Trading Industries」、通信向けの「Telecommunications」、公益事業向けの「Utilities」、メディア・エンターテインメント向けの「Media」があり、エンド・ト ゥ・エンドの業務プロセスの機能拡張を提供する。