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MIJS企業訪問(第5回)エイジア--MIJSに期待するソフト連携と海外進出 - (page 3)

宍戸周夫(テラメディア)

2007-08-15 11:30

メーカーの発想で商品と共にサービスも提供

 エイジアがMIJSに参加する理由はもうひとつある。それは海外進出の布石をこのMIJSに求めるというものだ。MIJSは海外展開を活動の重要な柱と位置づけている。しかしエイジア単体で海外に進出することは難しい。そこで、その布石を打つためにMIJSを有効利用しようというわけだ。

 「1社のアプリケーションだけでしか動かないという世界では、これから通用しません。特にCRMはいろいろなアプリケーションと連携してこそ生きてくるわけですから。また、海外の進出も1社ではなかなか難しいのが現状です。われわれがMIJSに参加したのは、この2つの理由があります」(えとう氏)

 エイジアの英文名AZIAは、Asiaの「s」を裏返して「z」にしたもの。起業時から、グローバル展開を考えていたことが、この社名からも分かる。

 えとう氏は、この海外展開には自信を持っている。かつてのメーカー時代の経験が、その自信を裏打ちしている。

 「メーカー時代に経験したことは、多くのメーカーが企画開発は日本で行っても、それぞれの部品は海外で生産しているということでした。今、世界的にはグローバルの流れができてきています。その中で、日本のソフト産業が、オフショアとしてだけしか海外を見ていないことが間違いだと思います。私は、生産だけでなく、研究開発を海外でやってもいいと思っています。グローバル化の中で、日本人の良さもあれば、他国の良さもある。日本にこだわってやっていては、世界には進出できません」

 えとう氏は、もうひとつメーカーで体験したことがある。日本の製造業が成功したのは、単に安くて性能も品質もよいものを作ったということだけではなく、そこにサービスがあったということである。日本の製造業は、海外進出にあたり、まず修理などのサービス拠点を作ったという。それで、海外の人も安心して日本製品を買うようになった。

 「つまり、日本の製造業は海外進出にあたって、その国の人も使いながら、商品プラスサービスという武器を持っていたということなのです。ソフトでも、商品とサービスの全部を日本で固めるのではなく、もっと海外の企業も巻き込んで活動する必要があると思っています」(えとう氏)

 MIJSを基盤に、かつての製造業のように、ソフト産業の海外進出が始まる可能性がある。

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