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Second Life 新世界的ものづくりのススメ--その24:テクスチャアニメーション応用1 - (page 4)

大槻透世二(サイバーアドベンチャー株式会社)

2007-09-06 08:00

 次に、「テクスチャアニメーションのスピードを変化」させる。現実の川の流れを考えてみよう。現実の川では、川底の流れは緩く、水面ほど流れは速い。レイヤ構造を利用する時、オブジェクトを単純に重ねるだけでなく、現実の川の流れを考えてスピードを変化させてやろう。スピードを変化させるには、「llSetTextureAnim ( )」の「rate」で値を変えれば良い(「rate」については、第22回を参照)。

 さらに、この川だけでなく、滝でもそうだが、「音」を入れるとはるかに現実味が増す。例えば、ナイアガラの滝をテレビで見る時、音量ゼロで見るのと、通常の音量で見るのとでは、どうだろうか?臨場感、現実感が全然違うに違いない。

プールやお風呂の作成

 さて、プールやお風呂を作る場合にはどうすればいいだろうか。現実を考えてみよう。川のように、プールは流れるだろうか?お風呂は流れるだろうか?流れない。つまり、ここまで見てきたテクスチャアニメーションだと右から左、あるいは上から下へとテクスチャが流れてしまうので、適当ではない。

お風呂

 普通、プールやお風呂のテクスチャは、右から左、あるいは上から下へと流れるのではなく、ゆっくりと回転している。その方が現実と近いのだ。例えば、右図だと、真ん中に湯気が立っているが、それを中心として、水のテクスチャがゆっくりと回転するようなっている。

 テクスチャを回転させるには、LSL Portalの説明から、「ROTATE」を「mode」に指定すればよいことがわかる。

「ROTATE」

 「llSetTexureAnim( )」で「ROTATE」を使うと下図のようになる。

「ROTATE」

 今回は、テクスチャアニメーションによる水の表現を解説してきたが、違うやり方で水を自然に表現する方法がある。それは第17回で解説したので、詳細はそちらを参照してほしい。

 さて、次回は「火」の表現を学ぶこととしよう。それでは次回もお楽しみに。

大槻透世二氏
大槻透世二サイバーアドベンチャー(株)
代表取締役社長/CEO

デジタルハリウッド大学院
次世代インターフェース研究室 研究員
Second Life研究室 研究員/プロデューサー
Linden社推薦 Second Lifeセミナー講師

東北大学心理学専攻卒業。1年間のLA留学を経て、ソリッドレイ研究所でバーチャルリアリティのシステムインテグレーション、立体映像システム構築、HMDシステム構築などを経験。IT系コンサルティング会社を経て、デジタルハリウッド大学大学院コンテンツマネジメント修士課程修了(MCA)。その後、Linden Lab本社にてSecond Lifeカリキュラムのトレーニングを受ける。現在デジタルハリウッドにて「Second Life」セミナーを開催。また、バーチャルリアリティ、メタバース関連のシステム開発/プロデュースを行うサイバーアドベンチャー(株)を設立し、そのCEO職に就いている。

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