30日(現地時間)、デンマークのSecuniaはオープンソースのSQLデータベースエンジン「Firebird」に複数の脆弱性が発見されたことを発表した。
今回発表された脆弱性は4つ。危険度は5段階の下から2番目「Less critical」。詳細は次の通り。
- イベント登録リクエストの処理にエラーがあるため、XNETで接続されたクライアントからFirebirdサーバをクラッシュできる可能性がある。
- ネットワークパケットの処理にエラーがあるため、大量のパケットによってCPUの負荷やメモリの消費量を増大させられる可能性がある。
- サービスAPIの呼び出しにまだ特定されていないエラーが存在し、DoS攻撃の危険がある。
- 「attach database」や「create database」コマンドで「MAXPATHLEN」よりも長いファイル名を渡した場合に、特定されていない脆弱性が存在する。
これらの脆弱性は、Firebird 2.0.2以前のバージョンに存在する。Firebirdの利用者は、至急2.0.2にアップデートされたい。