編集部からのお知らせ
記事まとめ「サードパーティークッキー問題」公開
記事まとめ読み:GIGAスクール

日本のOSS普及・促進の大きな課題--開発者をいかに育成するべきか

田中好伸(編集部)

2007-09-05 19:07

 日本でオープンソースソフトウェア(OSS)を普及・発展させていくにはどんな課題があるのか――。その答えはさまざまかもしれないが、多くの関係者が口を揃えて課題とするのが、開発者の育成である。

 OSSを普及・発展させていく開発者を育成することを目的に、独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)では、優れたOSS開発者や普及に寄与した貢献者を表彰するために、2005年から「日本OSS貢献者賞」を実施している。同賞は、影響力のある開発プロジェクトを創造・運営した開発者、グローバルのプロジェクトで活躍する開発者、OSSの普及に貢献した開発者に対して贈られるものだ。

 2007年で3回目となる同賞は、自薦・他薦を問わずに広く一般から候補者を受け付け、推薦内容を基に審査委員会(委員長・相磯秀夫氏)による審査を経て、決定される。推薦は、8月10日から受け付けを開始しており、9月10日が締め切りとなっている(詳細はIPAウェブサイトに記載されている)。

 対象となるのは、OSS開発分野とOSS普及促進分野の2つ。OSS開発分野では、世界や日本のOSSプロジェクトで中心的な役割を果たしている開発者を対象としている。OSSプロジェクトは、開発基盤やOS・ミドルウェア、アプリケーション、デスクトップ、サーバ、組み込み分野など幅広い分野となっている。

 OSS普及促進分野では、OSSの普及・発展に貢献した人物、OSSのコミュニティーや市場に影響を与えた人物を対象にしている。コミュニティーの形成やOSSの認知、ドキュメンテーション、人材育成、標準化に携わった人物も対象となっている。

 OSS貢献者賞の過去の受賞者は以下の通りとなっている。

2005年度

  • 鵜飼文敏(うかい ふみとし)氏:Debian Projectの主要メンバー
  • 高橋浩和(たかはし ひろかず)氏:Linux Kernel開発への参画
  • 高林哲(たかばやし さとる)氏:Namazu、quickml、gonzuiの開発/プロジェクト運営
  • まつもと ゆきひろ氏:Rubyの開発/プロジェクト運営

2006年度

  • 比嘉康雄(ひが やすを)氏:Seasarの開発
  • 平林俊一(ひらばやし しゅんいち)氏:WideStudio/MWTの開発プロジェクト
  • 山本博之(やまもと ひろゆき)氏:Sylpheedの開発
  • 吉藤英明(よしふじ ひであき)氏:IPv6プロトコルスタック「USAGI」の開発

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

関連キーワード
情報処理推進機構
経営

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    最先端のデータサイエンティストでいるための5つのヒント—AIによる高度化でデータの達人であり続ける

  2. ビジネスアプリケーション

    経理部門 554人に聞いた「新しい経理部門の働き方」 その実現に向けた具体的な行動指針を解説

  3. セキュリティ

    パンデミックに乗じたサイバー攻撃に屈しない 最新の脅威分析レポートに見る攻撃パターンと対応策

  4. 運用管理

    DX時代にIBM i は継続利用できるのか? モダナイゼーション実施で考えておくべき5つの視点

  5. セキュリティ

    サイバー攻撃でPCに何が起きている? サイバーディフェンス研究所の名和氏が語るフォレンジックのいま

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]