次にオープンソースのベンチャー企業を買収するのはどの企業?

文:Matt Asay(Special to CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル 2007年09月12日 08時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Web 2.0の世界では、これは答えるのが易しい質問である。誰もがGoogleやYahoo!に買収されたいと思っている(いや、実際の話、3000万ドルをみすみす見逃して貧弱なソーシャルネットワーキングのアイデアに6カ月も費やす愚か者はいるのだろうか)。しかし、オープンソースの世界では、答えはそれほど明白ではない。

 むしろ、「誰が最も高い買収額を提示するのか」という質問に答えるよりも難しいと思う。なぜか?それは譲れない原則があるからである。

 もちろん、誰もがそうだというわけではない。オープンソースが流行しているから手を出してみるという人もいる。このような人々は、MBA資格を焚き付けにして、無能なWeb 2.0企業または無能なオープンソース企業のどちらを起業するか、またはどちらに入社するか決めかねている人と同じだ。彼らは貞操を金で売り渡しているに等しい。

 しかし、Marten Mickos氏にMySQLの人間はこのような質問に対する答えを気にするのかと聞いてみるといい。いや、ひょっとするとなぜMySQLは買収ではなくて新規株式公開(IPO)を目指しているのかという質問の方が適切かもしれない。開発者が発言権を持っている企業ならどこでもそうだが、金は必ずしも最重要項目ではないのだ。重要なのは一貫した信念である(Googleの起業当時のことを考えてみて欲しい。私は同社がどこに向かうのだろうと心配したこともあるが、創業者たちは市場に対して「悪を為すべからず」という方針を忠実に守ってきたと私は固く信じている)。

 では、オープンソース企業を買収する可能性が高そうな企業はどこか。これには、どの企業がそのための資金を持っているか、そして買収されるベンチャー企業側にとってどれだけの魅力があるか(換言すれば、オープンソースの創業者たちが実際にこの会社の下でなら仕事をしていいと思える企業があるか)という両方の要因がからんでいると思う。以下に私の予想を記してみる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
OS

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化