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MIJS企業訪問(第7回)サイエンティア--キーワードは“人材こそ企業の財産” - (page 2)

宍戸周夫(テラメディア)

2007-09-12 12:00

 IT基盤の進化も、この取り組みを後押しした。インターネットの普及に伴って、企業では1人1台のパソコンが当たり前になってきていた。ネットワーク化されたパソコン環境の中で、社員同士がそれぞれのスキルを把握できる環境が整っていた。

 「そうした基盤をもとに、人材の見える化という視点で、このソフトを開発したのです」ということである。「これからの人事はこうあるべき」という同社の思いが込められたソフトだ。そして現在、もともと受託開発で誕生したサイエンティアはこうした人事関連のアプリケーションで全売り上げの80%ほどを占めている。

 人材マネジメントのProgress@Siteもヒット商品だが、むしろ追い風を浴びているのは大学の人事・給与システム。企業全体の売り上げは、対前年度比30%という急成長を遂げているが、それについて荒井氏は「昨年当たりから国立大学法人の導入機運が高まり、そのビジネスがブレークしています。法人化された国立大学にとっては、その運営の効率化が生き残りを賭けた至上命題になっています。人件費削減や業務改革を推進する上でシステム化は必要不可欠で、当社のソフトが必要とされる理由もそこにあります」と語る。

MIJSで他流試合を

 そのサイエンティアがMIJSに参画した理由は何か。荒井氏が挙げた理由の1点はソフトの連携だ。

 「もともとProgress@Siteという商品は、組織や人材にまつわるさまざまなモノを見える化するシステムですが、給与計算のようないわゆる業務系の機能は搭載していません。そのため、お客様に業務系の機能を含むトータルの提案を求められた際は、他社のソフトと連携した提案をしなければいけないという状況にあります。幅広いソリューションでないと、お客様のニーズを満たせないわけで、いろいろな商品との連携を図る必要があると考えていました」

 MIJSには、各分野のトップシェアを取っている有力企業が集まっている。そんな実績のある優れた製品を連携できれば、これまでにない優れたソリューションを生み出せるチャンスがある。

 続けて荒井氏が語ったもうひとつの理由は“他流試合”だった。

 「それと、私の中での大きな目的としては、当社の社員の人材育成です。私は、人材育成には他社の中でもまれることが必要だと考えています。それは一般社員だけでなく、経営者も同じです。その点、MIJSという枠組みで志の高い経営者が集まり、一緒にいろいろなことを考え、行動することは当社にとっても非常にプラスになると思っています」

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