日立ソフトウェアエンジニアリングは9月26日、セールスフォース・ドットコムのオンデマンドCRMアプリケーション「Salesforce」とメールを連携し、送信メールの内容を効率的に「Salesforce」で管理するサービス「EmailToActivity」を開始したと発表した。
EmailToActivityは、Outlook Expressなどのメールクライアントから送信したメールの件名と本文を、SalesforceのToDo情報に自動的に登録するサービス。このため、お客様からの問い合わせに対する回答や営業マンと顧客企業との折衝などの送信メールを、効率的に「Salesforce」で一元管理し、関係者間で情報共有を図ることができる。
Salesforceなどの活動履歴を管理するシステムに改めてデータを登録する必要がなく、送信メールのCcに特定のアドレスを指定しておくだけで、メールの件名と本文を、Salesforceにあるメール送信者のToDo(件名と説明)に自動的に登録できる。
送信先がSalesforceに登録されている顧客企業のメールアドレスである場合、当該顧客に対する活動履歴として登録できる。なお、IMAP対応のメールサーバ環境下であれば、メールクライアントの種類に依存せず利用できる。
日立ソフトでは、Salesforceと各種アプリケーションとの連携を実現するサービス「SaaSWare」を提供しており、EmailToActivityは、SaaSWareの第2弾となる。同社は今後も、SaaSWareを各種アプリケーションとSalesforceとの連携を中心に、サービスを拡充していくとしている。