Second Life 新世界的ものづくりのススメ--その28:パーティクル2 - (page 2)

大槻透世二(サイバーアドベンチャー)

2007-10-04 08:00

 前回は「1. System Behavior:振る舞い(基本設定部分)」を解説したので、残りは以下の4項目となる。

項目指定する内容
2. System Presentation放射パターン(全方向、特定方向など)
3. Particle Appearance見た目(色、透明度、大きさなど)
4. Particle Flowフロー(寿命など)
5. Particle Motion動き(向き、スピードなど)

 それでは今回もLSL Portalにある「llParticleSystem( )」の定義を参考にして、ひとつひとつを見ていこう。LSL Portalでは説明がすべて英語だが、日本語版LSL Wikiには日本語訳もある。ただし、この日本語訳は最新情報ではないため、必ず、LSL Portalで確認してほしい。

2. System Presentation

ルール 値(Values)/データ 説明
2.System Presentation
PSYS_SRC_PATTERN(integer) PSYS_SRC_PATTERN_EXPLODE あらゆる方向にパーティクルを放出(爆発)させる
※EXPLODE:爆発する
PSYS_SRC_BURST_RADIUS(float) 0.2 パーティクルの発生距離(値が大きければ、オブジェクトから離れてパーティクルが発生する)
※RADIUS:半径
※PSYS_PART_FOLLOW_SRC_MASKをセット「しない」時にのみ稼動

PSYS_SRC_PATTERN(integer)

 「PSYS_SRC_PATTERN_EXPLODE」の場合、中心から爆発するようにパーティクルが発生する。

PSYS_SRC_PATTERN(integer)

PSYS_SRC_BURST_RADIUS(float)

 下図左が「0.5」の場合、下図右が「2.0」の場合だ。パーティクルの発生が下図右だと遠くになっているのがわかる。

PSYS_SRC_BURST_RADIUS(float)

3. Particle Appearance

ルール 値(Values)/データ 説明
3.Particle Appearance
PSYS_PART_START_COLOR(vector) <0,25,0> 発生時のパーティクルの色
※RGB形式で表記
PSYS_PART_END_COLOR(vector) <0,75,0> 消滅時のパーティクルの色
※RGB形式で表記
※PSYS_PART_INTERP_COLOR_MASKが有効な時のみ使用可能
PSYS_PART_START_SCALE(vector) <0.5, 0.5, 0.5> 発生時のパーティクルの大きさ
※0.04〜4.00(m)
※Zの値は無視される
PSYS_PART_END_SCALE(vector) <0.1, 0.1, 0.1> 消失時のパーティクルの大きさ
※0.04〜4.00(m)
※PSYS_PART_PART_START_SCALEが有効な時のみ使用可能

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