前回は「1. System Behavior:振る舞い(基本設定部分)」を解説したので、残りは以下の4項目となる。
項目 | 指定する内容 |
---|---|
2. System Presentation | 放射パターン(全方向、特定方向など) |
3. Particle Appearance | 見た目(色、透明度、大きさなど) |
4. Particle Flow | フロー(寿命など) |
5. Particle Motion | 動き(向き、スピードなど) |
それでは今回もLSL Portalにある「llParticleSystem( )」の定義を参考にして、ひとつひとつを見ていこう。LSL Portalでは説明がすべて英語だが、日本語版LSL Wikiには日本語訳もある。ただし、この日本語訳は最新情報ではないため、必ず、LSL Portalで確認してほしい。
2. System Presentation
ルール | 値(Values)/データ | 説明 |
---|---|---|
2.System Presentation | ||
PSYS_SRC_PATTERN(integer) | PSYS_SRC_PATTERN_EXPLODE | あらゆる方向にパーティクルを放出(爆発)させる ※EXPLODE:爆発する |
PSYS_SRC_BURST_RADIUS(float) | 0.2 | パーティクルの発生距離(値が大きければ、オブジェクトから離れてパーティクルが発生する) ※RADIUS:半径 ※PSYS_PART_FOLLOW_SRC_MASKをセット「しない」時にのみ稼動 |
PSYS_SRC_PATTERN(integer)
「PSYS_SRC_PATTERN_EXPLODE」の場合、中心から爆発するようにパーティクルが発生する。
PSYS_SRC_BURST_RADIUS(float)
下図左が「0.5」の場合、下図右が「2.0」の場合だ。パーティクルの発生が下図右だと遠くになっているのがわかる。
3. Particle Appearance
ルール | 値(Values)/データ | 説明 |
---|---|---|
3.Particle Appearance | ||
PSYS_PART_START_COLOR(vector) | <0,25,0> | 発生時のパーティクルの色 ※RGB形式 |
PSYS_PART_END_COLOR(vector) | <0,75,0> | 消滅時のパーティクルの色 ※RGB形式 ※PSYS_PART_INTERP_COLOR_MASKが有効な時のみ使用可能 |
PSYS_PART_START_SCALE(vector) | <0.5, 0.5, 0.5> | 発生時のパーティクルの大きさ ※0.04〜4.00(m) ※Zの値は無視される |
PSYS_PART_END_SCALE(vector) | <0.1, 0.1, 0.1> | 消失時のパーティクルの大きさ ※0.04〜4.00(m) ※PSYS_PART_PART_START_SCALEが有効な時のみ使用可能 |