日本ユニシス、構築ノウハウ標準化したSharePoint 2007のSIサービス提供

田中好伸(編集部)

2007-10-02 17:35

 日本ユニシスは10月2日、マイクロソフトの「Microsoft Office SharePoint Server 2007」(SharePoint 2007)の構築ノウハウを標準化したサービス「SharePointらくらくパック」の提供を開始したことを発表した。価格は800万円からとなっている。

 今回発表したサービスは、SharePoint 2007基盤構築フレームワークを採用し、要件定義から基盤構築、教育までのプロセスと各プロセスでの成果物を定義することで標準化を実現している。汎用的な要件のテンプレートからより早い要件決定ができるという。

 構築の段階でも、権限情報出力ツールなどのSIツールを利用することで、効率的なSharePoint 2007基盤構築が可能となっている。SharePoint 2007の利便性を高めるために、サイトコレクションをわたる更新情報表示「What's New Webパーツ」などの「汎用Webパーツ」を提供する。

 またらくらくパックでは、SharePoint 2007の機能を理解するためのワークショップをはじめ、コンテンツやサイト運営を支援するワークショップ、管理者向けのジョブ設定やログ管理を中心としたシステム管理ワークショップも提供する。加えて、SharePoint 2007の障害対応、技術的な質問に回答するサポートサービスもあわせて提供する。

図 らくらくパックの対象範囲は基盤を構築することにある

 今回提供されたSharePointらくらくパックは、日本国内でのSharePoint 2007のニーズに対応するため、日本ユニシスが2006年11月から提供している「SharePoint Server 2007構築サービス」で得た構築ノウハウを標準化したものになる。

 同社では、SharePointらくらくパックを1年間に30セット提供することを目標としており、SharePoint 2007を含む.NET情報系インテグレーションサービスで、年間60億円の売り上げを目指す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    ランサムウェア攻撃に狙われる医療機関、今すぐ実践すべきセキュリティ対策とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]