日本ユニシスは10月2日、マイクロソフトの「Microsoft Office SharePoint Server 2007」(SharePoint 2007)の構築ノウハウを標準化したサービス「SharePointらくらくパック」の提供を開始したことを発表した。価格は800万円からとなっている。
今回発表したサービスは、SharePoint 2007基盤構築フレームワークを採用し、要件定義から基盤構築、教育までのプロセスと各プロセスでの成果物を定義することで標準化を実現している。汎用的な要件のテンプレートからより早い要件決定ができるという。
構築の段階でも、権限情報出力ツールなどのSIツールを利用することで、効率的なSharePoint 2007基盤構築が可能となっている。SharePoint 2007の利便性を高めるために、サイトコレクションをわたる更新情報表示「What's New Webパーツ」などの「汎用Webパーツ」を提供する。
またらくらくパックでは、SharePoint 2007の機能を理解するためのワークショップをはじめ、コンテンツやサイト運営を支援するワークショップ、管理者向けのジョブ設定やログ管理を中心としたシステム管理ワークショップも提供する。加えて、SharePoint 2007の障害対応、技術的な質問に回答するサポートサービスもあわせて提供する。
今回提供されたSharePointらくらくパックは、日本国内でのSharePoint 2007のニーズに対応するため、日本ユニシスが2006年11月から提供している「SharePoint Server 2007構築サービス」で得た構築ノウハウを標準化したものになる。
同社では、SharePointらくらくパックを1年間に30セット提供することを目標としており、SharePoint 2007を含む.NET情報系インテグレーションサービスで、年間60億円の売り上げを目指す。