ソフトウェアに限らず製品の比較によく使われるのが「○×」法。機能を縦に並べ、製品を横に並べ、機能のあるなしや性能の優劣によって○と×を付けていって、○の多いほうを優れているとするやり方。
○×は確かに分かりやすいといえば分かりやすく、一見すると説得力があるように見えるのだけれど、本当にそんな単純に比較ができるものなのかが難しいところ。この方法だと、デジカメは画素数が多いほど良くて、クルマは馬力が大きいほど良いってことになってしまう。
ところが買う側にとっては、カメラの「質感」だったり、クルマを「持つ喜び」のような、どうやったって数値には表せないことのほうが大事だったりするわけです。ソフトウェアでも、使い易さや便利さはもちろん、ちょっとした楽しさといった要素がないと、なかなか継続して使ってもらえません。
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