Photoshop Expressを使うことで、スライドショーの作成、他のユーザーと画像の共有、ウェブページへの写真の埋め込みも可能となるとBaum氏は説明する。
Adobeの最高経営責任者(CEO)であるBruce Chizen氏は2007年2月、オンライン版PhotoshopについてCNET News.comに語り、ローエンドのコンシューマー向け製品を提供することで、無償のデスクトップ画像エディタに対抗するのがAdobeの方針であると述べていた。
また同時にChizen氏は、6カ月以内にベータ版をリリースすると述べていたが、その期限は過ぎている。それ以来、同製品について、出荷予定がいつになるのか、直接提供されるのか、それもとオンラインビデオエディタ「Adobe Premiere Express」のようにパートナーを通じて提供されるのか、Adobeは明らかにしていない。
今回はPhotoshop Expressの2回目の一般公開だった。AdobeのCreative Solutions Business Unitシニアバイスプレジデントを務めるJohn Loiacono氏が9月のPhotoshop Worldにおいてデモを実施し、同社はスクリーンショットを公開していた。

提供:Martin LaMonica/CNET News.com
10月2日のスニークピークセッションでは「Visual Communicator 3」も披露された。これは生放送のテレビ番組制作をまねしたビデオ編集ソフトで、編集作業が簡易化されている。同プログラムを使用するとノートPCからプロダクションクオリティのビデオを作成することも可能だと、Adobe幹部は語った。
Visual Communicator 3は、テキストの表示を中心に構成されている。画像やトランジションなどの効果とテキストとの同期が、アイコンをテキストの隣の列にドラッグするだけで可能となっている。
Visual Communicator 3では3台のカメラが切り替え可能で、背景イメージとして青色と緑色の画面を使用することができる。
また、Adobeはユーザーが携帯電話の画面をカスタマイズできるプロジェクトの「Flash Home」を発表した。携帯電話が起動するとFlashの実行が始まる。プラットフォームではユーザーが表示をカスタマイズできる。デモでは、AdobeのKen Sundermeyer氏がニューヨーク地域の電話番号から電話がかかった場合に自由の女神の画像を表示させる方法を実演した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ