一方、このマスクをONした状態(下図中央)だと、オブジェクトを左に移動(下図左)させたり、右に移動(下図右)させたりしても、遅れずにちゃんとパーティクルがオブジェクトについて行く。
PSYS_PART_ FOLLOW_VELOCITY_MASK
まず、下図では、このマスクのONとOFFの違いが分かりやすいよう、パーティクルを矢印のテクスチャで代用している(代用の方法は、次回に解説予定)。その上でこのマスクについて説明すると、OFFの状態では、下図左のようにパーティクルの上下が一定の向きに保たれた状態で拡散する。一方、ONの状態では、下図右のようにパーティクルの上下が速度ベクトルの向きに従った状態で拡散する。
PSYS_PART_TARGET_LINEAR_MASK
PSYS_PART_TARGET_POS_MASK
「PSYS_PART_TARGET_LINEAR_MASK」がONの場合、「2. System Pesentation」の「PSYS_SRC_TARGET_KEY」で指定されたターゲットをパーティクルが直線的に追尾する(下図上では、分かりやすいよう、オブジェクトの持ち主である自分をターゲットに指定している。この場合、「PSYS_SRC_TARGET_KEY」の指定には、オブジェクトのオーナーのkeyデータを返す関数である「llGetOwner( )」を下図下のように使う)。
ただし、この場合、「5. Particle Motion」の「PSYS_SRC_ACCEL」(パーティクルの加速度、向きを指定)や「2. System Pesentation」の「PSYS_SRC_BURST_RADIUS」(発生位置を半径で指定)など、パーティクルの向きや発生位置などの指定は無視され、直線的にターゲットへ向かう指定が優先される。