(前回よりつづく)
ケリーと浜辺を歩いて一時間が経った。
西に傾いた陽の光は、頬月色から更に深い夜の色に変貌を遂げつつあった。
いや、それは俺の気のせいかも知れない。
SLにも時間の経過はあるのだろうか?まさか、そこまでリアルに近づけられるはずが無い。
しかし、波音が美しい音楽のように押しては返し、俺の身体をサラサラと通りぬける。
この感傷にも似た懐かしい感情は、仮想とは思えない俺の中のリアルだ。
そんなことを考えながら、俺はケリーの次の言葉を待ち、そして次の瞬間突如打ちのめされた。
……続きは、ブログ『「Second Love Story」〜あの頃の僕たちに〜』へ。
前回の復習
前回から「パーティクル(粒子)」の解説も中級編に入り、「1. System Behavior」に関する項目を見ながら、オブジェクトに対してバウンドさせたり、後をついて行かせたりと、単に放射させる以上の指定を学習した。今回は、中級編2ということで、「2. System Presentation」以降について見て行こう。それにしても、パーティクルはおもしろい。
パーティクル〜中級〜その2
それでは今回もLSL Portalにある「llParticleSystem( )」の定義を参考にして、ひとつひとつを見ていこう。LSL Portalでは説明がすべて英語だが、日本語版LSL Wikiには日本語訳もある。ただし、この日本語訳は最新情報ではないため、必ず、LSL Portalで確認してほしい。
2. System Presentation
ルール | 値(Values)/データ | 説明 |
---|---|---|
2. System Presentation | ||
PSYS_SRC_PATTERN(integer) | PSYS_SRC_PATTERN_ANGLE | パーティクルの出現範囲を角度指定する ※出現範囲はYZ平面上 ※PSYS_SRC_ANGLE_BEGIN(float)とPSYS_SRC_ANGLE_END(float)で角度を指定する |
PSYS_SRC_PATTERN_ANGLE_CONE | パーティクルの出現範囲を角度指定する ※出現範囲は3次元で円錐状 ※PSYS_SRC_ANGLE_BEGIN(float)とPSYS_SRC_ANGLE_END(float)で角度を指定する |
|
PSYS_SRC_PATTERN_DROP | 水滴のようにパーティクルが固まって出現し、拡散しない ※PSYS_SRC_ACCELなどで方向付けが必要 |
|
PSYS_SRC_ANGLE_BEGIN(float) | 0.0 | PSYS_SRC_PATTERN_ANGLEやPSYS_SRC_PATTERN_ANGLE_CONEなどでパーティクルの出現範囲をラジアンで角度指定する。 |
PSYS_SRC_ANGLE_END(float) | 0.0 | |
PSYS_SRC_TARGET_KEY(key) | llGetOwner( ) | PSYS_PART_TARGET_LINEAR_MASKやPSYS_PART_TARGET_POS_MASがONの場合、ここでkey指定したターゲットに向かってパーティクルが飛ぶ |