日本BEAシステムズは同社のSOAコンサルティングメニューの刷新を発表した。企業におけるSOAの全社導入を視野に入れ、同社のSOA案件の実績やグローバルで培った方法論を生かしたものとなる。新メニューは18日より提供が開始される。
同社では2005年よりSOAコンサルティングを提供してきた。当時はまだSOAの効果などが検証されていた状況であり、新メニューはこの2年間の変化を反映したものとなる。BEAではグローバルで300件、国内で30件を超えるSOAコンサルティング案件を持つ。これらは単なる「お試し案件」ではなく全社導入など企業システムのコアとなる案件だ。
また、BEAでは、SOAコンサルティング方法論「BEA Liquid Enterprise Methodology」を2006年より提供しており、今回の新メニューについてもこれに基づいたものになる。
SOAにおけるBEAの特徴は、上にもある実績の多さだ。国内でもNTTドコモやツネイシホールディングスをはじめとした大規模な全社規模の案件を多く持つ。もう一つはSOA戦略立案のフェーズから、これを具現化しシステム構築を行うフェーズ、構築したシステムやプロセスを運用するフェーズまで一貫してサービス提供が可能な点だ。
実装フェーズに関してはBEA製品の導入が基本となるものの、戦略やガバナンスといったフェーズは特定の製品に依存しない。また、顧客のニーズに応じてカスタマイズ可能となっている、システムインテグレーターやコンサルティング企業のサービスと組み合わせての利用も可能となっている。