16日、PrototypeプロジェクトはJavaScriptのフレームワーク「Prototype」の新しいバージョン「Prototype 1.6.0 RC1」をリリースした。
Prototypeは、Ajaxアプリケーションの開発を支援するJavaScriptのフレームワーク。Prototypeを用いることで、非同期のリクエストやDOMに関わる典型的な操作を簡潔に記述することが可能となる。また、JavaScriptでのオブジェクト指向プログラミングを支援する機能も用意されている。
Prototype 1.6.0
RC1では、約2カ月前にリリースされたRC0と比較して、バグ修正のほかにいくつかの点で変更がなされている。まず、クラスを定義する際のAPIが変更され、より直感的に記述できるようになった。また、イベント関連のAPIにも変更があり、名前空間の概念が導入された。さらに、Hashクラスに関しては完全に書き直され、より安全に利用できるようになった。
そのほかにも、細かい部分でいくつかの仕様が変更されている。Prototype 1.6.0 RC0とは互換性がないAPIもあるので注意されたい。