Leopard解体新書--第1回:RubyCocoaでWebページ表示 - (page 3)

木下誠(HMDT)

2007-10-25 16:34

 ウインドウの大きさを調節するには、次のように入力する。

OSX.require_framework 'WebKit'
webview = OSX::WebView.alloc.initWithFrame(window.contentView.frame)
window.contentView.addSubview(webview)

 Web Kitというのが、Mac OS XでWebページを表示するためのフレームワークだ。ページの表示には、WebViewというクラスを使う。それを作成して、ウインドウに追加した。ここまでで、ウインドウが白くなったはずだ。

 続いて、次のコードを入力する。

url = OSX::NSURL.alloc.initWithString('http://www.apple.com')
request = OSX::NSURLRequest.alloc.initWithURL(url)
webview.mainFrame.loadRequest(request)

 これで、指定したURLアドレスのWebページが表示されるはずだ。

WebView 皆さんはwww.apple.comが表示されただろうか

 このように、RubyCocoaを使えば対話的に、つまり一行ずつ入力して実行を繰り返しながら、アプリケーションを動かすことができる。またCocoaだけではなく、Web Kitのような外部のフレームワークも利用できるのだ。

 次回も、RubyCocoaをもっと触ってみることにしよう。

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